【限定公開】利島村でのくらしについて

利島村でのくらしについて

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 この度は、利島村役場職員採用にご興味を持っていただき、ありがとうございます。
 東京都の島々(伊豆大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島・父島・母島)の中、利島は伊豆大島に次いで都内に近く、それでいて豊かな自然と先史時代からの遺跡が点在する風光明媚かつ学術的に貴重な島です。
 村役場からは、椿畑の向こうに海を隔てて伊豆大島が見え、天気がいい日には伊豆半島、その先には富士山が一望できます。
 主な産業は、椿油の製造と漁業、民宿経営などです。
 かつて利島は、大型の船が到着することが難しく、艀(はしけ)という乗客や貨物を運ぶ小舟(はしけ舟)を使って、沖合の大型船と陸地をつないでいました。
 艀が出る日は、村民が勢ぞろいして、玉石の海岸に丸太を並べて、力を合わせて艀を海まで送り出していました。
 港の整備が進んだため、艀は消滅しましたが、今でも定期船は天候に左右され、特に冬場は欠航となることも珍しくなく、欠航の場合の伊豆大島との連絡は、ヘリコプターに頼ることもしばしばで、「近くて遠い島」となっています。
 東京本土とは勝手の違う離島での暮らしということで、色々な不安や疑問もあるかと思いますが、このページは、そんな疑問にお答えするために、お届けしており、不安や疑問の解消の一助となれば幸いです。
 なお、利島村職員の給与や手当についてはこちらに掲載しています。
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1 住まいについて

 村役場職員に内定された方には、職員住宅をご用意しています。
 職員住宅の一覧はこちらよりご覧ください。
 今回、ご提供する住宅がどれに該当するかは、内定後に別途お電話などでお知らせします。

2 通勤について

 利島村には集落は1箇所しかなく、端から端まで徒歩でも15分程度です。
 職員住宅から村役場まで歩いても10分かかりません。とはいえ、マイカー通勤をする職員も多いです。
 島内にはバスやタクシーなどの公共交通機関はありません。

3 食事について

 基本は自炊が中心になります。
 村役場には食堂はありませんが、後述するJA農協に前日までに頼めば、弁当の配達があります(750円)。
 ほとんどの職員がお昼時は自宅に帰って食事(自炊)をします。
 集落に飲食店はありますが、基本的に夜の営業が中心でかつ事前予約を要する場合が多く、お昼にふらっと行って食事をとることができるお店はありません。

4 食料品店等

 食料品や雑貨が購入できるのは村内に4店舗あります。

(1)吉多屋商店【食料品・雑貨】04992-9-0206
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 野菜・酒類・パン(土曜日の朝、入荷します)・雑貨・アイス・お菓子・ジュース・缶詰・肉・魚・乳製品・釣りえさなど取り扱っており、営業時間は午前7時から午後7時までとなっています。基本的に年中無休です。

(2)マルミ商店【食料品・雑貨】04992-9-0202
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 野菜・果物・酒類・缶詰からレターセット・文房具・釣りえさ・スリッパなどの雑貨品を取り扱っており、夜7時頃まで営業しています。基本的に年中無休です。

(3)中村商店【食料品・雑貨】04992-9-0070
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 果物・野菜・牛乳・パン・酒類を扱っており、営業時間は午前8時30分から午後6時頃までとなっています。

(4)利島農業協同組合(JA利島)【食料品・雑貨・ガス支払い】04992-9-0026
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 食品・米・椿油・雑誌・雑貨・冷凍食品・お総菜・菓子など幅広く取り扱っており、特に生鮮食品が充実しており、村のスーパーという位置付けです。
 営業時間は、基本的に午前8時30分から午後0時までで、お昼休みを挟んで、午後1時30分から午後5時30分まで営業しています。土日祝日は定休日です。
 毎週火曜日は、お昼も営業しており、多くの職員が利用します。

5 飲食店

 基本的に夜の営業で、かつ予約制のお店が多いです。
 村内には4店舗あります。

(1)手塚食堂【食堂】04992-9-0102
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 基本的に予約が必要です。酒類の提供もあり、奥に大きな広間があります。

(2)オレンジ【食堂、居酒屋】04992-9-0250
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 予約なしでも入れますが、予約をするのが望ましいです。利島の食材を使った料理が食べられます。酒類の提供もあります。営業時間は午後5時頃~午後10時頃となっており、定休日は火曜日です。

(3)永楽屋【食堂】04992-9-0334
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 基本的に予約が必要です。天丼・カツ丼・ラーメンなどのメニューもあります。酒類の提供もあります。

(4)食堂HARU【焼肉】04992-7-5252
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 予約なしでも入れます。本格的な焼肉が楽しめます。酒類の提供もあります。お昼の弁当も対応しています(800円~)。

6 衣料品について

 利島村内には衣料品店はありません。
 衣類はネットショッピングや本土に行った際に購入することが多いです。
 役場ではスーツを着用する必要はなく、男性の場合、襟付きの服であれば差し支えありません。ただし勤務中はジーンズの着用はご遠慮いただいています。

7 金融機関について

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 利島村内には銀行がなく、金融機関は郵便局(ゆうちょ銀行)(04992-9-0001)だけです。
 役場からの給与も郵便局に振り込まれますので、口座をお持ちでない場合は、事前に郵便局(ゆうちょ銀行)の口座を作っておくようにしてください。
 ゆうちょ銀行のATMは、土日祝日も利用できます。

8 電気・ガス・上下水道・給湯

 島内には東京電力の発電所があり、東京本土と同じ料金で利用することができます。利用の申し込みは、東京電力利島発電所(04992-9-0134)に連絡してください。
 ガスは、都市ガスが来ていないため、プロパンガスです。ガスコンロはプロパンガス対応のものでなければ利用できません。ガスの利用の申し込みは、JA農協(04992-9-0026)までお電話してください。ガスが切れたら、JA農協前に設置してある掲示板に名前を書いておけば補填されます。毎月20日以降に、郵便ポストにガスの使用量と請求書が投函されますので、それを持ってJA農協の店頭で支払います。口座振替による自動引き落としには対応していません。
 水道は、島内に村役場が運営する浄水場があり、村役場が水の提供を行っています。利用開始にあたっては、村役場にお申し出ください。料金のお支払いは請求書払いのほか、郵便局の口座振替が利用できます。
 下水道ですが、下水道はなく、浄化槽(じょうかそう)という、水洗式便所などと連結してし尿及び雑排水を処理する設備を使って、し尿などを汲み取り、村役場が運営する汚泥再生処理センターで燃料化しています。村役場職員は、浄化槽を複数の世帯で共同利用しており、現金でお支払いいただいています。
 給湯については、職員住宅では、お風呂や台所の給湯が灯油による石油給湯器によりなされており、灯油が減ってきた場合は、有限会社 土屋燃料運送店(04992-9-0336)に連絡して灯油の補給をお願いしてください。お支払いは後日、店頭で行ってください。
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9 携帯電話・インターネット

 集落周辺では、携帯電話が利用できます。NTTドコモは基地局が2箇所あり、集落のほとんどの場所で電波状況が良好です。一方、auやSoftBankは、基地局が1箇所しかないため、一部電波状況がよくない場所があります。
 楽天モバイルも令和4年4月以降(時期未定)に対応エリアになる見込みです。
 4G(LTE)が利用でき、東京本土ほどの速度ではないですが、平均10Mbps程度の通信速度でモバイルのインターネットを利用できます。
 固定回線のインターネットはフレッツ光のサービスが利用でき、こちらは東京本土と同じ速度で通信できます(最大1,000Mbps)。
 村民になると船やヘリの運行情報やくらしのお役立ち情報が届くタブレット(「IP告知端末」と呼ばれています)が村役場から無償で貸与(レンタル)されます。
 快適なインターネット生活をお望みの場合は、フレッツ光をお申し込みください(もちろん、光コラボ各社への申し込みも可能です)。
 また、村役場や勤労福祉会館、利島港船客待合所ではフリーWi-Fiが利用できます。

10 買い物について

 利島では、海運の費用が上乗せされるため、物価は東京本土に比べてやや割高です。そのため、前述の食料品店と併用して、インターネットで買い物をする職員も多いです。
 Amazon楽天市場ヨドバシ.comモノタロウなどのネットショッピングが利用でき、到着まではおおむね都内+1日となっています。ただし、大型商品などで、離島への発送に対応していない場合や別途送料がかかる場合もあります。
 注意するポイントとしては、商品は船で運ばれてくるため、船が欠航となった日には届きません。また、ゆうパックのチルド便には対応していますが、クール便(冷凍食品)には対応していません。

11 医療

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 村役場が運営する診療所(04992-9-0016)があり、医師1名、看護師2名、医療事務1名で運営しており、ある程度の病気やケガは診察・治療可能です(月曜日から金曜日まで午前9時~午前11時30分、水曜日は午後2時~午後3時30分)。
 出産や虫垂炎など緊急を要する場合は、東京消防庁などのヘリを要請し、行政ヘリにより東京本土に搬送して、広尾病院などの病院で手術や治療を受けることになります(ヘリ搬送には東京本土の救急車同様患者の費用負担はありません)。
 歯科や耳鼻科などの専門医は常駐していませんが、歯科医が毎月来島して1週間診療を行っています。
 また、年に1回、眼科・耳鼻科・整形外科の専門医が来島します。
 健康診断は、住民検診(心電図・血液検査・乳ガン検診等、申し込み制)を村役場の職員も受診します。
 薬局はありません(お薬は全て診療所の院内処方となります)。救急車もなく、村役場の職員が運転する患者搬送者で診療所やヘリポートに搬送します。

12 学校

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 村立の利島小学校・利島中学校04992-9-0021)があり、同じ建物の中で運営しています。地域社会との結びつきも深く、地域の自然や人材を生かした学習活動をPTAと協力し、積極的に展開しています。
 子どもたちのよさを伸ばすためのオーストラリアへのホームステイや修学旅行などのさまざまな取り組みを通して、「小中一貫教育の先進校」を目指し、教育に力を入れており、こうしたホームステイや修学旅行等を含め、教育費は全て無料となっています。
 小規模校ならではの特色ある教育活動、中学校教員が小学校の授業を担当する教科指導や少人数という特性を生かした個性・能力に応じた指導の工夫により、児童生徒の学力の向上をめざしています。
 地域から学ぶ「ふるさと教育」や運動会・文化祭・展覧会を地域と一体となった教育活動を通して、「地域の学校」としての教育活動に取り組んでいます。
 なお、高校は島内になく、進学のタイミングで子供達は島を出島し、東京本土や伊豆大島の高校に下宿して通学します。保護者の経済的負担を軽減するために、奨学金や毎月4万円の修学資金の援助の制度があります。

13 保育(幼児教育)

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 村立の利島保育園(04992-9-0224)があり、園庭にはブランコや砂場、複合遊具などが設置されています。幼稚園はありません。
 室内では絵本を読んだり、歌を歌ったり、絵を描いたり楽しく過ごします。
 約15名の園児に対し、4名の保育士がきめの細かい保育を行っています。
 1歳児から5歳児までの保育を行っており、0歳児保育は行っていません。
 待機児童がいないのも自慢です。

14 図書館

 専門の図書館は利島村内にはなく、利島小学校・利島中学校の図書室で本を借りることができます。また、後述する勤労福祉会館でマンガや文庫本を借りることができます。

15 勤労福祉会館

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 村役場が運営する厚生施設が勤労福祉会館(04992-9-0046)です。世界最小の2レーンのボウリング(1ゲーム300円、貸し靴代無料)や卓球などが楽しめるほか、電子ピアノも設置しています。
 館内では多数のDVDソフトがあり、映画やアニメのDVDの視聴ができるほか、マンガや文庫本の貸し出しを行っています。
 また、フリーWi-Fiでインターネットを楽しむこともできます。
 土日祝日も開館しており、毎週火曜日と水曜日が休館日です。

16 余暇の過ごし方やサークル活動

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 釣りや宮塚山での山登りやハイキングが楽しめるほか、サークル活動も盛んです。バスケットボール、太鼓、フラダンス、バレーボール、フットサル、バドミントン、書道などのサークルがあり、常時会員を募集しています。

17 散髪・美容

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 民宿「sodaimo(そうだいも)」(04992-9-0039)がヘアサロンの経営も行っています。
 東京本土に行った際に散髪を行う職員もいます。

18 野草採りと釣り

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 村内には、明日葉(セリ科シシウド属の植物。日本原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生する。)などの食べられる野草があちこちに自生しており、摘み取ってツナマヨと和えたり、素揚げや天ぷら、お浸しにして食べます。
 また、利島は釣り人の間では知る人ぞ知る釣りの聖地の一つであり、利島港の桟橋は釣り人で賑わいます。もちろん、職員の中にも釣りをする職員は大勢います。
 サビキ釣りではアジ・青ムロアジ・サバなどが、ルアー釣りではカツオ・カンパチ・ヒラマサ・シイラなどが釣れ、利島に来て釣りを始めたという方も数多くいらっしゃいます。
 季節によって釣れる魚や大きさが変わり、冬から春にかけてはアカイカがよく釣れ、夏はカツオ、秋はアジなどの青物を求めて桟橋が賑わいます。どんな魚が釣れるかは周りの職員に聞いてみてください。

19 カーライフ

 利島は周囲8km程度の島ですがそのほとんどが坂であり、桟橋から2~3分も歩けば後は坂をひたすら歩く事になります。
 そのため、車があるととても便利です。商店などでの買い物で大荷物の時も大丈夫ですし、釣りでクーラーボックスなどを運ぶのにも便利なほか、自然が多い集落の反対側に移動して満点の星空を楽しむのにも便利です。
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 車については、今、使っている車を持ってくる場合は、江東区辰巳のフェリー埠頭に持っていき、貨物で利島に運んでもらうことができます。車の大きさにもよりますが、普通乗用車で約35,000円、軽自動車で約28,000円で運ぶことができます。
 静岡県の下田港からも、自動車を利島に運んでもらうことができます。費用などについては神新汽船の自動車航送に関する説明をご覧ください。
 もちろん、利島に来てから車を購入することもできます。
 村内の前田モータース【自動車販売・自動車整備】(04992-9-0036)にお願いすると、注文を聞いてくれて、希望にあった車を見つけてくれます。塩害でさびやすいことから、島民は中古車を使いたおすのが一般的で、中古の軽自動車で値段はおおむね30万円前後となっています。
 修理や車検は、前田モータースが行っていますが、車検は軽自動車が毎年5月と11月、普通自動車が毎年3月と10月の年2回のみのため、車検切れに注意してください。
 島のガソリンは、海上輸送費がかかるため、東京本土より割高です。ガソリンは、島内の有限会社 土屋燃料運送店【ガソリン・軽油販売・運送】(04992-9-0336)がガソリンスタンドの営業や軽油の販売を行っています。
 免許証の住所変更や更新については、村内の交番(駐在所)で対応しています。手数料と現在の免許証を持っていけば3週間ほどで新しい免許証が届きます。

20 交通(利島へのアクセス)

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 東京都港区の竹芝客船ターミナル(最寄りのJRの駅は浜松町)と利島港を海路で向かう方法です。

A 大型客船「さるびあ丸」

 東海汽船という海運会社が運行しています。大型船、本船、定期船、在来船などと呼ばれ、人と貨物を運びます。
 東京竹芝客船ターミナルを午後10時に出発し、伊豆大島に午前6時に到着し、利島に午前7時40分着、その後、新島・式根島を経由して、神津島に午前10時に到着します。
 神津島からは折り返し運転となり、神津島を午前10時30分に出発し、新島・式根島を経由して、利島を午後0時50分に出発し、その後、大島に午後2時30分に出発し、東京竹芝客船ターミナルに午後7時頃に到着します。
 島民になると35%の割引が使えます(チケットの販売窓口で島民割引の申請書の記入と運転免許証などの住所が分かる書類の提示が必要です)。
 確実に乗船するには東海汽船お客様センター(03-5472-9999 受付時間9:30~18:00 毎日)に電話予約をしておくのがお勧めです。

B 高速船「ジェットフォイル」(JF)

 同じく東海汽船が運行しており、東京竹芝客船ターミナルと利島港をわずか2時間半でつないでいます。
 ただし、波風に弱く、着岸率は大型客船「さるびあ丸」より低く、真冬の時期には就航しません(途中の伊豆大島止まり)。
 時期により多少変わりますが、東京竹芝客船ターミナルを午前8時50分に出発し、伊豆大島に午前10時35分に到着し、利島に午前11時15分着、その後、新島・式根島を経由して、神津島に午後0時35分に到着します。
 神津島からは折り返し運転となり、神津島を午後1時40分に出発し、新島・式根島を経由して、利島を午後2時50分に出発し、その後、大島に午後3時30分に出発し、東京竹芝客船ターミナルに午後5時15分頃に到着します。
 島民になると35%の割引が使えます(チケットの販売窓口で島民割引の申請書の記入と運転免許証などの住所が分かる書類の提示が必要です)。
 確実に乗船するには東海汽船お客様センター(03-5472-9999 受付時間9:30~18:00 毎日)に電話予約をしておくのがお勧めです。

(2)空路

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 東京本土と利島を直接結ぶ空路はなく、伊豆大島の大島空港からヘリコプターで利島に向かうことになります。
 ヘリコプターは風に強く、船の欠航が増える冬場には非常に重要な交通手段になります。ただし、雨で視界不良の際には欠航となります。

A ヘリコプター「東京愛らんどシャトル」

 東邦航空が運営するヘリコプター路線で、大島空港―利島ヘリポートを約10分で移動できます。予約は1ヶ月前からできるようになっています。
 大島空港を午前11時50分に出発し、利島ヘリポートに午後0時に到着。その折り返しで、利島ヘリポートを午後0時5分に出発し、大島空港に午後0時15分に到着します。
 通常料金は、片道7,370円ですが、ご着任後にお渡しする「東京都離島住民航空割引カード」があれば、4,420円で利用できます。
 公務での移動の場合は、大型客船「さるびあ丸」・高速船「ジェットフォイル」が就航しない日、就航する日であっても天候等で欠航のときや「条件付き」(接岸できない可能性のある場合)の場合には必ずヘリを確保するようにしてください。
 公務の場合、仮に船が就航し、ヘリをキャンセルすることになってもキャンセル代も旅費として支給されますのでご安心ください。

B セスナ「新中央航空」

 新中央航空が、東京本土の調布飛行場と、伊豆諸島(伊豆大島、新島、神津島、三宅島)を結ぶセスナ(小型飛行機)を運行しています。
 大島空港から調布飛行場までは、わずか25分で到着します。
 時刻表はこちらをご覧ください。
 調布飛行場ー大島空港は、定価は片道12,000円ですが、ご着任後にお渡しする「東京都離島住民航空割引カード」があれば、7,200円で利用できます。

(3)海路(静岡)

 東海汽船のグループ会社の神新汽船が、静岡県の下田港と伊豆諸島の四島(利島・新島・式根島・神津島)を結ぶ定期船「フェリーあぜりあ」を運行しています。
 月・木・土曜日は利島港を午後2時45分に出発し、下田港に午後4時30分に到着します。火・金・日曜日は、利島港を午前11時10分に出発し、新島・式根島・神津島の各島を経て下田港に午後4時30分に到着します。毎週水曜日は運休となっています。
 島民になると35%の割引が使えます(チケットの販売窓口で島民割引の申請書の記入と運転免許証などの住所が分かる書類の提示が必要です)。
 確実に乗船するには東海汽船お客様センター(03-5472-9999 受付時間9:30~18:00 毎日)に電話予約をしておくのがお勧めです。

21 利島村への引っ越し

 船舶による海上輸送で引っ越しの荷物が運ばれます。東海汽船の東京諸島へのお引っ越しをご覧ください。
 引っ越しにあたっては、移転料が後日支給され、利島村への距離によりますが、概ね金額は10万円となっています。