食べる・買う

伊勢海老・サザエ

利島の漁業

利島には元々船が停泊できるような自然湾がないこともあり、漁業は島の中心的な産業ではありませんでした。明治39年に利島村漁業組合が設立され、本格的に漁業がはじまりましたが、その頃の主要漁獲物は、テングサ、サザエ、タカベなどでした。大正に入り、トビウオ漁やサバ漁が盛んになり、その後、大正14年に農林省の補助で伊勢海老漁のための動力船を購入したことが、今日の利島の漁業に繋がり、昭和中期から港湾整備が進んだことで、利島の漁業が大きく発展してきました。荒波で囲まれた利島近海は、魚貝類が豊富で高級魚介類の代名詞である伊勢海老や特大サイズのサザエが利島の特産です。島にお越しの際は、ぜひ、利島の海の幸を楽しんでみてください。

  • 漁港の風景
  • 伊勢海老
  • 伊勢海老業の風景
  • サザエと伊勢海老
  • サザエとめっかり
  • とさかのり
  • 近海でとれた新鮮な魚
  • 近海でとれた金目鯛
  • 利島村漁業協同組合

伊勢海老(6~8月は禁漁)

gl_shellfish_iseebi01-1.jpg

高級魚介類の代名詞的存在の伊勢海老。冬のシーズンを迎える伊勢海老は、刺身にしてよし、焼いてよし、みそ汁はなおよし、と食べ方は自由自在です。利島で採れる伊勢海老は、平均的なサイズが大きく、なかには600gを超える大物もあり、そのインパクトは絶大です。また、荒波でもまれているため身は引き締まっていて、プリプリ感がたまりません。島にお越しの際は、ぜひ一度、刺身で召し上がってみてください。病み付きになること間違いなしです。

 

サザエ(7~8月は禁漁)

gl_shellfish_sazaemekkari-1.jpg

サザエは人気の高い貝類ですが、利島では「つくり育てる」漁業を実践していて、漁師一人がひと月に獲れる量の制限や300g以下のサザエは放流しなくてはならないという厳格なルールのもと漁業を行っています。そのため、利島のサザエは、大きいサイズが特徴です。そんな大きいサザエを島民は「ぼっこ」と呼んでいます。見た目が大きいがため、御祝い事などに送ると大変喜ばれます。料理は定番のつぼ焼きをはじめ、炊き込みご飯なども美味しいですが、お薦めはかき揚げです。かき揚げに使う野菜はこれも島の特産である明日葉を入れるとなお美味しいので、島にお越しの際は民宿でリクエストしてみてください。

 

その他の魚介類

めっかり(採取期間は夏期のみ)

イソモノ貝の一種でシッタカやクボガイと似ています。利島産は、特大サイズが多く食べ応えがあります。塩茹でするだけなので、手軽さも評判の一つです。利島の夏の名物です。

とさかのり(採取期間は春~初夏)

一般的に“海藻サラダ”の海藻として知られています。歯ごたえがあり、食べごたえがあります。塩蔵されたものであれば、塩抜きをしてから、醤油をかけるだけでOK。お酒のつまみとしてもおススメです。

shellfish_tosakanori.jpg

お問い合わせ先
利島村漁業協同組合
電話 04992-9-0326
※日中は出荷作業などで対応できないことが多いため、15:00以降にお問い合わせください